治療方針


当院は小さなお子様から年配の方まで幅の広い患者さまが来院されます。当然各年代で治療方針が変わってきますが、全てに共通することは自分の歯を大事に残していくということです。小さなお子様は虫歯予防に努めます。小児期の口腔環境は成人になってからの口腔環境に影響を及ぼします。人生において乳歯でいる期間より永久歯でいる期間の方がはるかに長い(乳歯は11歳前後にすべて脱落)です。小児期よりお手入れをしていくことが大人になってから最大の恩恵を受けることができます。
また歯周病は30歳代から進行します。最初のうちは症状が無いので気付かないことが多いですが、症状が出始めた時にはすでに手遅れになっていたなんてことも多いです。歯周病は歯周病菌によって引き起こされます。ただ口の中の細菌がすべて悪い訳ではなく、その中のきわめて一部の細菌が悪さをします。それらが異常に増えていないかを確実に診断し適切な治療を行っていかなければ、効果的ではありません。当院では位相差顕微鏡を利用した細菌検査を導入しています。患者さまもご自身の口の中の細菌をモニターで見ることができますので、モチベーションを上げて治療・メンテナンスを行っていくことが出来ます。

治療の流れについて

  1. 問診

    現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。セカンドオピニオンにも対応いたします。

  2. カウンセリング

    必要な資料(口腔内所見・レントゲン画像・顕微鏡画像等)を揃えて最適な治療をご提示いたします。

  3. 治療計画の立案

    患者さまの希望を最優先して治療計画を立てていきます。不安や疑問等ありましたら何度でも計画を
    練り直し納得のいく治療計画をたててまいります。

  4. 治療

    治療は無痛治療で行います。可能な限り治療回数を少なくし、患者さまの通院負担を軽減いたします。治療の優先順位や『ここは手をつけてほしくないよ・ここだけ治療してくれ』等ありましたら、御希望をお伝えください。